« 冷やご飯で「お米パン」 | トップページ | 短い秋を満喫 »

大地震 その時。

久々の日記ですが。はあ、何から書いていいやら。

大地震に会いました。はい、ここは長野県松本市。
この街に大地震がやってきました。

震度5強と報じられていますが、震度計があるのは被害が比較的少ない場所らしく、
地元では最大震度6はいっただろうと言われています。

----------

いつもの通り、朝、息子と2人でNHKの「おひさま」を見ていました。
番組が終わり、ソファで歯磨きを始めた時、ガツン、グーラグラーと揺れ始めました。
前日から松本を震源とする地震が続いていたので、大きいのが来るかもとどこか覚悟はしていましたので、「あっ、来たな!!!」と思いました。

直下型なので、カタカタカタ→グラグラではなく、いきなりガツンというかズガーンというかそんな感じで揺れが襲って来ました。
頭では冷静なつもりでも、必死で息子を抱っこしていたような気がします。
あまり揺れている最中の記憶がありません。眼を開けていたかどうかも覚えていないんです。
ただ、家中で、特にキッチンでバタンバタン、ガシャンガシャーンと物が倒れたり、ガラス・陶器が壊れる音を聞いて耐えていました。そんなに長い時間ではなかったような気もします、でも長かったような気もします。
最後にバッターンと大きな音を立ててテレビが台の前方に落ち、揺れがおさまりました。

----------

揺れと音がおさまり、「避難しなきゃ」と頭の中で言い聞かせました。
次の瞬間、持っていた歯ブラシを投げ捨て、口の中の泡を全部ブエッとソファの上に吐き出しました。吐いた直後に、その自分の行動に驚いてしまいました。哀しい感じで泡が垂れていました。

それからベランダの外に向かって、他の住民の人に聞こえるように、
「大丈夫ですか???外に出まーす」ととりあえず叫んでみました。誰に言うでもなく。

P1070253

そして飛び散ったガラスの破片に一瞬ひるみ、間を縫うようにして、息子を抱っこして廊下にでましたが、めちゃめちゃになったキッチンが横目にチラと見え、まだフタをしていない息子の白米の弁当箱が目に入り、ああガラスの破片が入っちゃったな、もう食べられないなと思いました。それからまだ炊飯器に入ったご飯のことを思い、冷蔵庫の中身のことを思いました。
「全部腐っちゃうんだろうか・・・」「こんな時に食べ物の心配しちゃうなんて・・・」そんな自分にどこかおかしみを覚えつつも、「いやいや、今は命が一番優先!!」といい聞かせてキッチンの横を通過しました。

P1070254_2

玄関に前日から並べて置いた避難用リュックをしょって外に出ました。
何よりも大きな余震が来ることが怖かったのです。

息子に小さなリュックをしょわせ、靴をはかせるのは特に冷静にやろうと自分に言い聞かせました。あせると息子に伝わり、できなくなるかもしれないと思いました。

----------

お隣さんも、小さいお子さんと一緒にでてきました。子どもに「大丈夫だよ、大丈夫だよ」と言ってくれました。もう一方のお隣さんは、奥さんが帰省していることを知っていたのですが、念のためピンポンを何回か押しましたが不在でした。

一歩一歩踏みしめて急ぎつつ丁寧に非常階段でおりていくと、隣の会社の駐車場に避難したマンションの住民の人達が見え、おいでーと手を振ってくれました。みんなで固まって過ごしました。この時の、顔見知りの人達と過ごせる安心感と言ったら、言葉で言い表せないものがありました。皆お互いにそう思っていたことでしょう。

避難先の会社の社員さん達も外に避難していましたが、落ち着くとブルーシートを敷いたり、子どもたちへジュースを用意してくださいました。マンションのエレベータに閉じ込められた人がいたらしく、警備会社の人らしき車がやってきました。近くの幼稚園も休みになったので、迎えにいった人達も集まってきました。

頭では今おこった事実をしっかりと受け止めているつもりでしたが、手が勝手にブルブル震えて止まりませんでした。周りの人みんな手が震えると言っていました。頭と心が別々になるのって、こういう感じだな~と思いました。少しパニックになっている人もいましたが、みんなで声を掛け合って過ごしました。

携帯は、しばらく電話もネットもメールもまったく使えずにいました。保育園に連絡をと思いましたが、まったく通じないので、園もそれどころではないだろうからと、無理して連絡をとるのをやめました。ダンナと実家にだけは無事との連絡を入れようと思いました。どのみち通じませんでしたが、今思えば、焦って無事の連絡を入れようとするのはやめればよかったと思います。ケガをしたり、家具の下敷きになったりして、本当に緊急に電話が必要な人のために、回線をあけるべきだったかなと思いました。

----------

写真はすべて、数時間後に15分間ほど必要なものを取りにいった時に撮りました。

P1070264

後からわかったのですが、テレビ(薄型32インチ)は背面のアンテナケーブルが1本プッツリと切断していました。ただテレビ本体が運よく壊れていなかったため、ケーブルを買ったら直りました。よかった。

キッチンの横を通った瞬間、冷蔵庫が倒れていると思いました。でもそれは錯覚だったようです。だいぶ位置が前方にに移動していましたが、コンセントもつながっていて冷えていました。麦茶がこぼれていましたが、ポケットが見事キャッチしていました。

P1070281

でもキッチンの床には、鍋ごと落ちたわかめスープと、倒れたオイルポットの油が全部こぼれていました。写真も取りましたが、あまり気持ちのよい映像ではないので、そこはご想像におまかせいたします。そこの片付けにたどりつくまでに3日かかりましたからなおさらです。何度も拭き掃除しましたが、いまだにキッチンの床が油っぽいです。

その他には、ベランダにあるエアコンの室外機が20センチほどずれたり、洗濯機が防水バンから飛び出して傾いていたりしました。ただ壊れなかったので幸いです。
主な被害は食器類です。割れてしまったことはそれほど執着はないのですが、飛び散ったガラスの破片が量も多く、割れ物に対しての恐怖感が心に生まれてしまいました。ガラスはキッチンから飛んで、私と息子のいたソファの上やリビングの部屋のあちこちに飛んでいましたから、掃除は慎重にやるしかありませんでした。

その後の事はまた別の日に日記にかけたらいいなと思います。とりあえず当日の様子でした。

|

« 冷やご飯で「お米パン」 | トップページ | 短い秋を満喫 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

大変だったね。本当に大変だったね。

時間が経ったからだろうし、文字にしているから
比較的冷静でいたように感じるけど、
本当に当日は大変だったと思います。

片付けはゆっくり、ゆっくり、ね。
プラスチックのお皿でかわいいの、
先日買ったんですが、結構重宝してます。

投稿: くみこ | 2011年7月11日 (月) 16時21分

くみこさん、ありがとうございます。
うちも今はキャンプ用のプラスチックのお皿がフル活用です。陶器は好きだけど、今は割れモノを買い足す勇気がまだないの。
崩れた家財の片付け、当分時間がかかりそうです。やっぱり日ごろからの断捨離は絶対に地震対策にも有効だと思いました。家具が、本が、食器が、大地震の時には凶器になってしまうから~。

投稿: ひよこ | 2011年7月13日 (水) 10時59分

こんばんは^^
ひよこさんは松本市内だったのね。
ご無事で何よりです。朝だったし直下型だったし、
火事がたくさん出たりしていなきゃいいけど、と、地震速報を見て思ったのよ。

重心が下にある冷蔵庫や洗濯機がそれだけ動くんだものね。
3月の地震では、会社の大型複合コピー機が30cm動いてたっけ。
片付け、どんなに大変だったろう。あまり根を詰めないようにね。

投稿: a-ki_la | 2011年7月13日 (水) 23時13分

ひよこさんの住んでいる地区も凄かったんですね。
これらの写真を見たら想像をはるかに超えます。
まだまだ地震の影響が続いている日本ですが、
今年も猛暑らしいですね。
あの暑さ、堪えると思います。
お体には十分気をつけて!

投稿: きー。 | 2011年7月15日 (金) 08時00分

ごめんなさーーーーいい(ノ_≦。)
ずっと伺ってなくて、こんな大変だったなんて(>_<)
今更ですが、だいじょうぶ?
コワかったでしょうね。
こういうとき、子どもと一緒だと余計コワイというか、
子ども守らなくちゃって責任が思ってる以上に大きく押し寄せてくるよね。
キッチンめちゃくちゃで、ああああwwwww┐(´д`)┌
もう余震は大丈夫ですか?

投稿: poppy | 2011年7月18日 (月) 23時59分

a-ki_laさん。こんにちは。
お返事ご無沙汰してしまってすみませんでした。

すっかり地震の後片付けも終わり・・・といいたいところでしたが、まだ目をつぶっている箇所はあり・・・でも日常にもどりました。いまでも小さい地震があるととびあがってしまいますが、どうかどうか、日本全国無事でありますようにと祈る日々です。

投稿: ひよこ | 2011年10月12日 (水) 06時04分

きー。さん。こんにちは。
日本に帰国されているんですね。どうか素敵な滞在になりますように。
タンタンの映画が日本でも近日公開です☆最近書店に行ったら、シリーズがペーパーバックで全巻販売されていました。700円という価格にいつか大人買いしてしまいそうです。

投稿: ひよこ | 2011年10月12日 (水) 06時07分

poppyさん。こんにちは。
よかったです。poppyさんのお名前から新しい日記へのリンクへ飛べて☆
地震の時、大人もみんな怖いのに、やっぱり子どもが怖がらないようにと心を砕いてしまうものなのですね。「大丈夫だよ大丈夫だよ」って本当は自分に言い聞かせてたのかもしれません。
キッチンのお皿は激減しましたが、コンパクトなままなんとか暮らしています。そしてそれでなんとか今まわっているようです(^.^)1

投稿: ひよこ | 2011年10月12日 (水) 06時15分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/545142/52177276

この記事へのトラックバック一覧です: 大地震 その時。:

« 冷やご飯で「お米パン」 | トップページ | 短い秋を満喫 »